現在、私たちの住む地球では、地球温暖化をはじめとする様々な環境問題が生じて
います。人類の未来のために、 環境問題の解決は重要かつ緊急のものとなっています。当社では、企業として環境問題の緩和をはかるため、環境に配慮した商品の開発、エネルギー使用量の削減、廃棄物排出量の削減などを実施しています。
また、これらの環境改善活動を総合的に推進するため、太陽誘電モバイルテクノロジーでは環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001の認証を取得しています。
環境への取り組み
GHG排出量削減
コージェネレーション設備によるエネルギー削減
青梅本社では、2023年7月からコージェネレーション設備(CGS)を
運用しています。CGSは燃料に都市ガスを用い、エンジンを動かして
発電する設備です。また、新たな燃料を消費すること無く、エンジン
の廃熱を利用して蒸気をつくることが出来る設備です。
当社では、CGSの運用によって、既設ボイラーの稼働をセーブするこ
とで、既設ボイラーの燃料消費量を減らして、GHG排出量を削減して
います。
コージェネレーション設備
照明機器のLED化によるエネルギー削減
既存の蛍光灯照明や水銀灯などを毎年計画的に更新しています。
所沢工場は2021年度に、青梅本社では2022年度に構内全面LED照明への更新が完了いたしました。
これにより使用する電気量やGHG排出量を削減します。
設備の更新によるエネルギー削減
旧型の低効率の原動装置(真空ポンプ、ターボ冷凍機、コンプレッサー、ボイラー他)を、最新の高効率タイプの設備に更新しすることで、導入
設備台数を減らしたり、電気などのエネルギー使用量を削減する取り組みを計画的に実行しています。また生産設備に対しても、低効率の真空ポンプなどを更新したり、新規
導入設備は必ずエネルギー評価を実施して、既存設備よりもエネルギー効率の良い設備や環境にやさしい設備を選定する取り組みを行っています。気候変動への対応
太陽光発電
気候変動への対応として再生可能エネルギーの
利用を進めています。2016年から青梅本社屋上に太陽光パネルを設置して発電を行っています。また、2022年3月、敷地内の2か所に太陽光
パネルを設置し発電を開始しました。マイクロ水力発電
太陽光発電以外の再生可能エネルギーの社内普及・応用を目指し、青梅本社では2023年度から マイクロ水力発電を試しています。
当社のマイクロ水力発電は、敷地内に埋設してある工業用水道配管の途中に発電機を設置し、発電性能などを評価しています。また、発電した電力は、警備室の照明や冬季イルミネーションに活用しています。
水の使用量・排出量の削減
電子部品工場は、製品の製造過程でたくさんの水を消費します。
当社では、生物多様性への影響低減、自然との共生を目指し、
水資源の3R(Reduce、Reuse、Recycle)に取り組んでいます。
純水ブライン排水リサイクル設備
工業用水から純水を造る過程で発生する不純物が溶け込んだ
水を捨てずにリサイクルすることで水使用量を削減する設備を
2023年10月から運用しています。
純水ブライン排水リサイクル設備
ダイシング排水リサイクル設備
パッケージのダイシング(切断工程)において消費した水から
異物を取り除き、再びダイシングに利用する水リサイクル設備を、
青梅本社、所沢工場の両拠点で運用しています。
廃棄物発生量の削減
廃棄物リサイクル化への取り組み
事業活動などで発生する廃棄物の発生量自体を減らす取り組みを行なっているとともに、資源化できるものに関しては、たとえ少量でもリサイクルメーカに回収を依頼しています。そのため社内での分別化などを徹底しています。
→金属類、廃プラスチック類、ダンボール類、雑誌類、紙類(シュレッダー処理)・・ など
従業員への環境意識向上への取り組み
毎年6月の「環境月間」には、省エネ・節電などの推進ポスターの掲示や、環境問題に関する教育やリーフレットの配布などを実施しています。
また、通年を通して、従業員の地球環境への意識向上のため、SDGs関連動画の共有(各工場でモニターを設置)や全員参加型の「省エネコンテスト」や「エコライフキャンペーン」など、会社でも自宅でも身近に始められような企画などに取り組んでいます。