太陽誘電モバイルテクノロジーは携帯電話やM2M・IoT向けに
通信用デバイス(FBAR/SAW)を供給しています。
通信用デバイス(FBAR/SAW)
通信用デバイス(FBAR/SAW)は、必要な周波数を通して、不要な周波数は通さないというフィルタリング機能を持つ電子部品で、スマートフォンやタブレット端末をはじめとする通信端末には不可欠なものです。私たちは、長年にわたり積み重ねてきた材料や電子回路に関する豊富な開発実績や独自技術を強みに、製品設計から製造、プロモーションまで一貫して提供可能な生産体制を構築しています。最先端のものづくりでICTの進化を支えています。
FBARデバイスとSAWデバイス
水面に小石を投げ入れると、波紋が起こり、波が周囲へと伝わっていきます。これは、自由表面の弾性体では表面に伝搬する波が局在している現象を意味し、弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)といいます。
SAWデバイスは、電気信号を圧電性材料の表面を伝わる弾性表面波に変換して必要な波長・周波数だけを取り出す素子(部品)です。
一方、FBARデバイスは、圧電薄膜共振子(FBAR:Film Bulk Acoustic Resonator)という動作原理を用い、SAWデバイスよりもさらに高い周波数帯に対応できます。
FBAR/SAWデバイスには、フィルタやデュプレクサなど、様々な機能を有する部品が含まれています。
フィルタとは
フィルタ(FBAR/SAWフィルタ)は、圧電という電気的性質を利用し、様々な周波数が混在した電気信号から、ある特定の波長・周波数の信号のみを得る部品です。
これにより携帯電話の音声からノイズ(雑音)が取り除かれ、通話が明瞭になるなど、通信情報をクリアにすることが可能になります。
デュプレクサとは
デュプレクサは、移動体通信機器において、アンテナを介して信号の送信と受信を同時に行う部品です。
アンテナ送信と受信の3つのポートを有し、FBAR/SAWのフィルタで構成されています。ディスクリート(単体素単一機能部品)として用いられたり、他の用途の部品と組み合わせたモジュールとして利用されたりしており、高性能化・小型化へと進化する中にあり、カスタマイズ化と小型低背化のニーズは急速に高まっています。
用途
フィルタやデュプレクサは、これまではスマートフォンやタブレット端末等の移動体通信機器に搭載されてきました。更に、最近では5Gの普及により、M2M(Machine to Machine)市場や、自動運転・コネクテッドカーに代表される車載関連市場でも、当社の高信頼性デバイスの採用が増加しています。
製品の詳細・お問い合わせ
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